日招八幡大神社 参道途中

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愛媛県松山市保免西

建立年:嘉永七年甲寅(1854)四月吉日
石 工:松前石工 □□(推定 兵助)

典型的な尾道型・雌雄の別が有ります。
毛筋や尾の造りが豪華で立派な猫足付きの中台に乗っています。またアの玉にはボタン花が浮き彫りされ、吽形の玉の上には子獅子がしがみついているなど、独創的な意匠も盛り込まれて力量の高さを窺えます

台座刻銘の松前(松山市の地名で「まさき」と読みます)の後ろの石工さんの名前が読み取れませんでしたが非常に似通った狛犬が大宮神社(松山市上野)に嘉永七(1854)年甲寅八月建立されていました此方は「松前石工 兵助」との刻銘が有り時期・作風などから同一人物ではないかと想像しています